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 かつて、どこにでも好きなところへ行ける自動車そのものは夢の乗り物だった。しかし、普及が進んで移動や運搬のための道具となり、自動車にあこがれ、スタイルや速さを求める時代は過ぎ去った。地球温暖化が叫ばれ、資源の有限性も指摘される中で少子高齢化も進む。道路環境の整備にも限界がある。未来のクルマは、どんなカタチとなって私たちの前に現れるのか。(太田浩信)

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 ≪空を飛ぶ≫

 自動車と同じカタチや機能を考えれば、その延長にあるのは何か。「クルマはそろそろ空を飛ぶでしょうね」と話すのは、三菱総合研究所主席研究員の奥田章順さん。自動車として近くの飛行場へ行き、そこから空へ舞い上がって空のハイウエーを疾走する−そんな未来像だ。

 「世界中で開発が進められ、調べたら空を飛ぶ自動車は軍事用を含めて20くらいのプロジェクトがあった。何十年か先にはみんなが自由に空を飛び回っているかもしれない」(奥田さん)

 国内でも宇宙航空研究開発機構(JAXA)が将来型垂直離着陸機「クラスターファンVTOL」の研究技術を使い、空飛ぶクルマ「フライングカー」を提案する。車体前部に搭載した8台、後部の16台のファンで推力を得て、垂直、水平に飛ぶ仕組みだ。道路上では電気自動車として走り、近くの離着陸場から飛び立つ。建物などとの衝突防止や飛行ルートの設定は、未来の自動管制システムで行われる仕組みを想定する。

 ≪個人を運ぶクルマ≫

 また、エネルギー消費の面から考えると、1人乗りの移動機械である「パーソナルモビリティ」が有力な未来像だ。家族や友人同士などの移動は公共交通機関や自動車、1人の移動はパーソナルモビリティ、とすみ分ける。アメリカのセグウエイが知られるが、国内でも自動車メーカー各社がロボット技術などを応用して研究に取り組む。

 昨年9月に発表されたホンダの「U3−X」は、現在考えられる最小の“クルマ”といえる。全高65センチ、全長15センチの車体はラジカセを縦にしたみたいで、とても移動機械とは思えない。二足歩行ロボット「ASIMO」の研究で得たバランス制御技術と、前後に加え横や斜めへの動きも可能にした「全方位駆動車輪機構」を備え、重さは10キロ以下と持ち運びも簡単だ。

 スイッチを入れると、U3−Xはセンサーが働いて自立する。シートに腰を下ろし、進みたい方向に重心を傾けると走り出す。最高時速は6キロと早足ぐらいで、一輪車とは思えない安定感が特徴だ。

 足の間に収まる大きさだから人込みにもスーッと入っていける。近距離無線通信を利用して荷物を載せて移動者の後をついていくことも想定し、電車のように複数台をつなげての利用も可能。スピードを上げてスケートボードのようにスポーツとして楽しむこともできるという。

 「純粋にモビリティ研究の中で生まれたもの。市販は考えていない」と同社広報部の前原英人さん。しかし、都市郊外の居住者の高齢化が進んで通勤通学客は減り、路線バスは採算を理由に運行本数を減らし、交通難民ともいえる人たちが増加する。こうした社会の到来を考えると、U3−Xが示す移動のカタチは「未来の車」に対する答えの一つだろう。

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 長引く不況の中、迎えた新しい年。「今年こそは夢のある生活を」と願うが、現実は…。そんな暗い話を吹き飛ばすため、身の回りにあるモノの“未来の夢”を追った。

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by v9meuue2ey | 2010-01-06 11:38